記事: EAAとクレアチンは⼀緒に飲んでいい?違いと併⽤を管理栄養⼠が解説

EAAとクレアチンは⼀緒に飲んでいい?違いと併⽤を管理栄養⼠が解説
監修者
堀川 えり管理栄養士・フードスペシャリスト
医療栄養学を専攻し、医療機関での栄養カウンセリング、小学校や保育園での調理・栄養士業務を経てフリーの管理栄養士として独立。
日々筋トレをしていくなかで、「EAAとクレアチンを一緒に飲んでいいのか?」「それぞれの違いがわからず、自分に合うものを選べない」と悩んでいませんか?
本記事では、EAAとクレアチンの違いを整理し、目的別の選び方と併用の考え方や飲むタイミングなどについて解説します。
本記事でわかること
- EAAとクレアチンの違い
- 目的別の選び方
- 併用する際の考え方
- 飲むタイミングと注意点
結論:EAAとクレアチンは別の成分で併用できる
結論から言うと、EAAとクレアチンはお互いに分類や役割が異なり、目的に合わせて併用することが可能です。
EAAは必須アミノ酸のことで、運動時の素早い栄養補給に適していると報告されています(1)。
クレアチンはアミノ酸の一種ではありますが、タンパク質から作られる成分ではありません(2)。
体内でアルギニンやグリシン、メチオニンから合成されるクレアチンは、主に高強度の運動やトレーニングでのエネルギー源となるATP(アデノシン三リン酸)の再合成をサポートする成分と考えられています(2)(9)。
クレアチンは筋肉に多く存在し、その一部はクレアチニンに変化し、尿中に排出されます。そのため、クレアチンは食事やサプリメントから継続的に補っていく必要があるのです(2)。
また、EAAとクレアチンは、健康な方が目安量を守って飲む場合には大きな影響はないことが報告されています(1)(2)。
※持病のある方や服薬中の方、妊娠・授乳中の方は、医師に相談した上で利用を検討してみてください。
EAAとクレアチンの違い
EAAとクレアチンの主な違いは以下の通りです(1)(2)。
| EAA | クレアチン | |
|---|---|---|
| 特徴 | ・体内で合成ができず食事からの摂取が欠かせない「必須アミノ酸」 ・9種類が存在する |
・主に高強度の運動やトレーニングのエネルギー源となるATPの再合成をサポートする ・合成するための材料としてEAAの一つ(メチオニン)が含まれる |
| 体内での主な所在 | 血液中や筋肉、その他の体組織 | 筋肉、脳、精巣など |
| 研究に用いられる摂取量 | 1食当たり約15gまでが多い | 3g〜 |
| 多く含まれる食品 | 肉・魚・卵、乳製品、大豆製品 | 赤身肉、魚介類 |
EAAは血液や筋肉を中心に幅広く存在しています。一方で、クレアチンはそのほとんどが筋肉に存在し、脳や精巣などにも含まれます。
各研究によって摂取量は変わってくるものの、EAAは1食あたり15g程度を目安にすることが多いようです(1)。一方で、クレアチンは1日あたり3gを目安に摂取することがあります(2)。
クレアチンはさまざまな「かたち」があり、その一つにクレアルカリンがあります(2)(3)。クレアチン(クレアルカリン)の摂取方法については、「クレアルカリンとクレアチンの違い」の記事をご覧ください。
また、EAAに期待される働きについては、「EAAの効果とは」の記事を確認してみてください。
EAAとクレアチンはどっちを選ぶ?
EAAとクレアチンは、それぞれ体内での役割が異なり、目的に合わせて使用することが推奨されています。
食事のタンパク質が不足しがち→まずEAA(またはプロテイン)
食事でのタンパク質が不足しがちなときは、EAAまたはプロテインを活用するのがおすすめです。
プロテインはタンパク質の摂取を目的とし、体づくりのベースを支えます。EAAは筋タンパク質の合成との関係が報告されています。
EAAは血液中での濃度が下がる(食事でのタンパク質が不足する)と、コンディションの維持が難しくなる可能性があります(1)(4)。
カロリー制限中でタンパク質の摂取に悩んでいる方は、EAAの摂取も検討してみてください。
短時間・高強度のトレーニングを行う→クレアチン
短時間・高強度の運動を行っている場合は、クレアルカリン(クレアチン)の活用が推奨されています。
クレアチンは体内でその多くが「クレアチンリン酸」として存在し、運動時のエネルギー源として使われるATP(アデノシン三リン酸)の再合成をサポートしてくれる栄養素です(2)。
例えば、ある研究ではクレアチンの摂取を7日間行うことで、運動を行った際に発揮された総エネルギー量に変化がみられたとの報告がありました(5)。
両方取り入れたい→併用
EAAとクレアチンの両方を取り入れたいという場合は、併用することもできます。
それぞれの分類や役割が異なるEAAとクレアチンは競合せず、お互いの特徴を補える関係にあるのです。
EAAとクレアチンは一緒に飲んでいい?
EAAとクレアチンは、一緒に飲んでも問題がないと考えられています。例えば、同じシェイカーに入れて飲むこともできます。
過去の研究では、クレアチンとタンパク質、炭水化物を組み合わせて摂取し、体内での動態を調べたものがありました(6)。
タンパク質はアミノ酸の構成成分で、その一種であるEAAは食事からの摂取が欠かせない栄養素です。つまり、EAAとクレアチンの併用は大きな影響がなく、お互いの特徴を合わせた合理的な選択肢の一つと言えるでしょう(2)。
混ぜて飲むときのタイミングと注意点
EAAとクレアチンを混ぜて飲む際は、タイミングや溶かし方に注意しましょう。
飲むタイミング
EAAとクレアチンの摂取タイミングに関しては、さまざまな研究報告が挙げられています。
例えば、クレアチンはレジスタンス運動を組み合わせたときにトレーニング前よりもトレーニング直後のほうが変化がみられたとの報告も(7)。
しかし、上記の研究は対象人数が少ない小規模研究であり、期間も短いことが限界点の1つとされています。
一方、EAAの摂取に関しては、運動後よりもトレーニング前のほうが筋タンパク質の合成量に関して変化があったとの報告も挙げられています(1)(7)。
※運動後に飲む場合は、できるだけ1時間以内に飲むことが推奨されるとの見解も。
これらの内容を総合的に考えると、EAAとクレアチンを併用する際はそれぞれの栄養素の特性に合わせて、トレーニング中および適切なタイミングで取り入れる必要があるのです。
EAAを飲む具体的なタイミングや1日の摂取量については、詳細も確認してみてください。
溶かし方(溶け残り・作り置きしない・水分を十分に)
EAAおよびクレアチンの飲み方については、いくつか注意点があります。
飲み方の注意点
- 作り置きをしない
- 溶け残りに注意して、十分な水分と一緒に飲む
注意点の一つめは、あらかじめ作り置きをしないことです。クレアチンは水溶液中では安定しない性質があり、作ったあとはできるだけ早めに摂取することが推奨されます。
また、時間が経つとクレアチニンに変換されやすくなるため、注意が必要です(2)。
二つめは溶け残りに注意して、十分な水と一緒に飲むことです。クレアチンは両性アミノ酸であり、水への溶けやすさはあまり高くありません。ただし、温かい液体に混ぜると溶けやすくなる場合があります(8)。
また、一度に多くのクレアチンを飲むと、胃腸への負担がかかりやすいため、十分な水と一緒に分けて飲む方法がおすすめです(8)。
一方で、EAAは消化をほとんど必要とせず、素早く吸収されると考えられています(1)。
1杯でまとめて摂るならBULK EAA
EAAとクレアチンはお互いの特徴を補い合う関係性ですが、それぞれのタイミングに合わせて継続的に摂ることは少し手間や時間がかかる場合も。
そのようなときに、毎日の栄養摂取を効率よく行うための選択肢として、LEVEL.FITのBULK EAAを紹介します。
BULK EAAの主な特徴
- EAAおよびクレアチンを含む10種の成分設計
- 11種のビタミンも手軽に摂れる
- 植物由来の甘味料使用
| 商品 | 1食あたりの量 | EAA量(1食あたり) | クレアチンの種類 |
|---|---|---|---|
| BULK EAA マスカット風味 | 約21g | 8,085mg | モノハイドレート |
| BULK EAA はちみつレモン風味 | 約21g | 8,085mg | モノハイドレート |
このように、EAAとクレアチンの両方を配合しており、「バルク×リカバリー×栄養効率」の3つのサポートで日々のトレーニング習慣を多角的に支えます。
「効率的に栄養補給したい」「理想的な体づくりを目指したい」という方は、EAAとクレアチンを1杯でとれる(BULK EAA)をぜひチェックしてみてください。
よくある質問
ここからはEAAとクレアチンについて、よくある質問に回答します。
まとめ
今回はEAAとクレアチンの違い、目的別の選び方、併用時の考え方などについて解説しました。
- EAAとクレアチンは分類や役割が異なり、目的に合わせて併用することができる
- EAA(必須アミノ酸)は、運動時の素早い栄養補給に用いられる
- クレアチンはアミノ酸の一種で、高強度の運動やトレーニングでのエネルギー源をサポートする成分である
- EAAとクレアチンは、一緒に飲んでも問題はないとされる
- EAAとクレアチンの併用では、各栄養素の特性に合わせて、適切なタイミングで取り入れる必要がある
EAAとクレアチンを1杯で効率的に取り入れたい方は、BULK EAAの詳細ページも確認してみてください。
※持病のある方・服薬中、妊娠・授乳中の方は必ず医師に相談した上で、利用を検討してください。
最終更新日(2026.10.5)
